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日々のメモ

『五つのラメント』

ボクが初めて聴いた男声合唱曲はコレ。 栗山文昭指揮 早稲田大学グリークラブによる『五つのラメント』。草野心平作詩、廣瀬量平作曲。 男声合唱曲「五つのラメント」 忘れもしない。11歳の12月。雪が降る夜。 炬燵で受験勉強に勤しんでいたボク –––– アァッ…

『五つのラメント』

ボクが初めて聴いた男声合唱曲はコレ。 栗山文昭指揮 早稲田大学グリークラブによる『五つのラメント』。草野心平作詩、廣瀬量平作曲。 男声合唱曲「五つのラメント」 忘れもしない。11歳の12月。雪が降る夜。 炬燵で受験勉強に勤しんでいたボク –––– アァ…

〈あなた〉と煙草

いま煙草を吸ってたんだけど、〈あなた〉と吸いたいなって思った。 屋根の上でも、川の土手でも、雑踏のなかでも構わない。 たぶん、煙草が似合うよ。 〈あなた〉には。たぶんだけどね。 〈あなた〉は噎せるかしら。それとも、笑うかしら。しらん。 土曜日を…

くそつまらねえと思うのは僕が「ただ消費すること」を楽しめないからなんでしょう

おい、久々の小説がくそつまんねえんだよ。『真夜中乙女戦争』。作家はTwitterじゃ名の知れたFと(か)いうユーザーいや、つまらない原因を僕はハッキリ理解してる。この小説を良いと思えるか思えないかの大きな差は、「言葉をただ消費すること」を楽しめる…

発つ恋人に

恋人があと数日で発つ。旅する恋人のためになにかさせてもらいたいものだが、いまのところ詩集を贈ろうと思っている。手作りの詩集。とはいえ、僕の詩ではない。僕が恋人のために編纂した詩集を贈るつもりなのだ。 よい旅の供はなにか。それは孤独である。孤…

パパが自衛隊員の●●は淋しがり屋さんなの(改訂版)

2018/09/27改訂 ああ、これ書いて改めて思ったけど、昔のボクに比べていまの僕は他者の話をテキトーに聞いてるなあ。以前、或る女の子から「○○くん(僕)は分析してくるからなあ」と言われたことがある。違うんだよ。あーたの話を真面目に聴いてるだけなんだ…

もういやだね

あああああ、いやだね。本当に。だめだ。死んでもよいって久しぶりに思っちゃってるよ今の僕は。 なんの取り柄も芸も無いのだ。本当に。頭も形も良くない。いや、それはまだ許せるのだが心が汚い。 腐敗、怠惰、怨恨、哀哭…。 倒錯的で厄介な異物。死に損な…

バルテュスの絵、クロソウスキーの絵

バルテュス。バルテュスといえば、去年メトロポリタン美術館に対して『夢見るテレーザ』の撤去を求める署名が8000近く集まったっつーニュースが報じられた。でも、今日はそういう話じゃない。 実はバルテュスの兄はピエール・クロソウスキー。 これを聞いて…

友人とのトーク 3 : 音楽におけるフェミ、大学の言説、父の言説から新しい言説へ

B : 例えば僕がどちらかといえば右翼なのは、古き良きネトウヨが往々にしてそうであるように、小林よしのりの「ゴーマニズム宣言」を中学の頃ずっと読んでたからで、であれ漫画なわけじゃん。それ自体が80年代のニューアカ的エリート主義への反撃だったわけ…

〈あなた〉へ

〈あなた〉へ ここにあるすべての言葉、写真、映像、音楽は、〈あなた〉に贈られている。 Erwin Schulhoff: Sonata per violino solo (1927) ( 飽きるまで) Ⅰ 〈あなた〉とは言うまでもなく〈あなた〉のことです。いま、この転換子は、〈ブログ読者全員〉…

侮りがたい詩

詩人とお話をさせていただいて何となく思ってしまったんだが、おそらく、美術は詩に勝てないだろう。演劇や映画も勝てないかもしれないがしかし、美術は決定的に勝つことができないだろう。 詩はあまりに強大すぎる。無責任に撹乱し、反射し、溶解したり伸縮…

2回目

ここ最近ぼくが綴っているのは、エクリチュールについて。 模索しなくちゃならんのです。 (あの詩人だって苦しんでいた。) 零度ニ到達セヨ。バルトだって混乱してるんだ。 どのルールに縛られるか選択。僕だって混乱してるんだ。 でも埋没しないとなあ。 …

新たなエクリチュールへ

どうってことないんだよ。喜びなんかねえんだ。んなこと。困っちまったなあ。新しいのにいかねえと。いかねえと駄目だあ。わかんねえと思うよ。ボクは倒錯者の「それ」だったんだが僕が目指すべきゃあ精神病者の「それ」なんだな。転換期。知識なんて糞です…

池の腐った樹や草を眺める女

ああ、いまひとりの女を思い出した。 (アタクシが女を記述しまくるのは、第一にアタクシが情けない男だからであり、つぎに女を奇妙に思っているからであり、また、女を憎いと思っており、同時に女に希望を持っているからであり、つまり女というものが好き…

すべてが美しい

ボクはいま屋根で聲明を聴きながら煙草をのんでいる。 風が心地よい。庭の梅の枝がゆったりと揺らめいている。偶さか足許に梅の葉が風にちぎれてやってくる。遠くの高速道路を橙色の点が右から左へ左から右へ走っている。 煙草を吸う頻度はせいぜい2週間に一…

友人とのトーク 2 : フェミニズム、法のシニフィアン、ゴダール

B : 最近そういうポストモダン的うるせぇ勢がMe Tooとかを批判して炎上したり、(本質的には関係ないけど)渡部直己がセクハラで職を辞したりしてしてるのを見てて、どうしてこうもポストモダニストとフェミニストは仲悪いんだろうって、ポストモダニストでフ…

友人とのトーク : ゴダール、シネフィル、古臭い人間

A : 『複数の映画史』をご覧になったことはありますか? B : 総集編と一章だけ観たと思う。 A : 作品それ自体が、ある一つのジャンルを確立しているようなものなのでしょうか B : シネフィルのよく使う運動イメージみたいなのがあるじゃん、全部アクション映…

夜に思い出したこと

ボ ク が は じ め て ヤ ッ た の は 、忘 れ も し な い 十 六 の 夏 な の で す が 、 童 貞 を や め た の は 十 五 の 夏 の 接 吻 事 件 の と き と し て い ま す 。 な ぜ な ら 、 あ の 一 件 で ボ ク は 女 性 観 が 変 わ り 、女 性 と …

ノンフィクション

ほら、ちょっと月を見てみてよ。 聴こえてわかるだろう。 でも今はもしかしたら雲がかかって了っているかもね。 あ の 不 あ 愛 の 想 愛 な 想 娘 の は 好 前 い 髪 男 の は せ 赤 い い で 服 よ 着 く て 眼 眠 が っ 隠 れ て い た

あなた(嘘よ、本当はわたし)のためにわたしを殺してと言いました

https://www.jiji.com/jc/article?k=2018082900128&g=soc この世には自分のために男に殺せと言う女と、男のために殺せと言う女が居ると思うのだけれど、この女はどっちだったんだろうなあ。 わかんないけど、本当に男のためだったのかなあ。ボカァ性格悪いか…

「消えたい」欲望

面白いなあ、と思うことのひとつが、「死にたい」じゃなくて「消えたい」という欲望。これ、女の口からよく聞くんだな。「消えたい」って言う男に会ったことがない。男にもいるんだろうけど、なんとなく女性的な表現って感じがする。なんか女性は「無」に対…

すべての詩人が恋人を素材とした詩で語っていることはこれである

この馬鹿めいっつもへらへら笑いやがってお前のようなやつ機関銃で蜂の巣にしてやりたい自分の喜びには敏感で僕の苦しみには不感症いいやお前は、自分の苦しみにさえも不感症だ騙し屋盲目楽観主義者嘘をつく眼と口で近づく汚い女性交するとき名前を呼ぶなお…

あああああああ

ああああああ。くらあい天だ底なしの。さやうなら一万年の楽譜のおたまじゃくしの群れが一列。そんなときは午前3時のデンシンバシラと話すんだ。(考えることをしないこと)自分はひとり慄然笑った。昨日はどこにもありません。(考えることをしないこと)…

メモ

私は一点からしか見ることができません。しかし私は、私の実存において、いたるところから眺められているのです。 –––– ラカン・セミネールⅪ『眼と眼差しの分裂』 私のことを眺めている眼差しは、現実的な眼差しではない。この眼差しは妄想的であり、ラカン…

別の名

ひとは 私を抱きながら 呼んだ 私の名ではない 別の 知らない人の名を 知らない人の名に答えながら 私は 遠いはるかな村を思っていた そこには まだ生れないまえの私がいて 杏の花を見上げていた ひとは いっそう強く私を抱きながら また 知らない人の名を…

あたたかい女の手

これまでに何度葬式に参列しただろう。そんなに多くはないはずである。祖父、叔母、知人、知人の家族・・・。たぶん5回程度だと思う。忘れられない葬式がある。父の同僚の母君の葬式である。およそ一二ヶ月前にはボクの祖父が亡くなっていた。だから、あの頃…

今日我々は「独断と偏見」を大切にしなければならない

他者様のブログに惹かれる言葉が載っていた。発言主はジジェク。 私が思うに、最も傲慢な態度とは「ぼくの言ってることは無条件じゃないよ、ただの仮説さ」などという一見多面的な穏健さの姿勢だ。まったくもっともひどい傲慢さだね。誠実かつ己れを批判に晒…

狂おしいほどの清澄

ああ、僕はいまこの風景を前に、三木稔の箏曲を聴きながら煙草を吸っているのだが、なんという気持ちだろう。この懐かしき、狂おしいほどの清澄。 Miki Rhapsody for Koto.wmv まったく信じられる人間も、頼れる人間もいなくなった2年前の春。ボクは毎日学…

そう、そこ、、、そこをもっとつよく、、、

むかし交際していたある女は極度のマゾヒストであった。ボクは女が倒錯者であることをなんとなく知りつつ付き合ってしまった。恋人の望むことを達成することが恋人の態度だと考えていたボクは、彼女の求めるような人間になっていった。女は自らを奴隷や犬の…