aphanisis

日々のメモ

永日礼賛

   滴るものは日のしづく、静かにたまる眼の涙。

   人間ならば堪へがたし、真実一人は堪へがたし。

   珍しや、寂しや、人間のつく息。

   真実寂しき花ゆゑに、一輪草とは申すなり。

   哀れなる竜胆の春の深さよ、あな春の深さよな。

 

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白秋は嫌いではない––––当たり外れがある。アタシは西洋人の小便などに情緒を見出すことはできない–––のだが、ここまで劣等感に苛まれてそれを隠そうと努めきった詩人も珍しいように思う。