aphanisis

日々のメモ

幽霊

朝・・・・・・・・・

われ彼女の額の白さを

わが顔に感じき、われ眼をあげて見たり、

露けき歩を運ぶそよ風を。

 

真昼時・・・・・・・・・

彼女の微かに震ふ情熱の唇、

われは見たりと感じき、されど彼女の微笑みし所、

ただ黄いろき日光の断片のありしのみ。

 

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 僕の場合、本当は「瓜ざね顔の   まつ毛の黒い 物言はぬ戀びと」なんだけどね(伊藤整 – 『秋の戀びと』)。