aphanisis

日々のメモ

ああしかしおんなは

どうしても再会たかった2人の友人と話すことができた。中学時代の友人数人いる席でだが。


いま思うと、ふたりとも大きく変わっていた。



おとこは髪を短くして、恋人をつくっていた。

軽音部に入ったからか、指は逞しくなっていた。もうクラシックは聴いてなかった。

おとこもその恋人も本が好きで、『潮騒』、『御伽草子』、『武器よさらば』、いろいろ話してくれた。そういえば、何年か前に『畜犬談』を勧めた気がする。

えっ君の恋人は潔癖症なのかい?それじゃあ口づけだってロクにできまい。

 


ああしかしおんなはこんなに可愛かったっけ。思わずみんなの前で洩らしてしまった。彼女はこっぱずかしそうに下を向いた。

いまは法学の勉強をしているらしい。えへん、とした顔で本を見せてくれた。

おんなは合唱が好きで何年か前にわざわざ電話をしてきた。「わたしは合唱をやりたいからこの高校を選んだの」。今はもう合唱への熱情は失せたらしい。